9日目
朝、願いが通じたのかアンナプルナI が姿を現しました!
ABCからの朝焼けをゆっくりと楽しんだあとは、下山です。
なんとKちゃんはここからヘリコプターに乗ってポカラへ帰ることに。
残されたメンバ―は地道に下山。8時間の怒涛の下り。長い、長い一日でした。
コースタイム
2017年12月21日
ABC(9:30ー10:30)MBC(10:45ー12:15)デオラリ(13:15ー15:00)ヒマラヤホテル(15:10ー16:10)ドバン(16:20ー17:15)バンブー
ABCで感動の朝焼け
朝6時。
部屋の外に出てみると、まだうす暗い中、
壁のようにそそり立つアンナプルナIが目に飛び込んできました。
ヤッタ~!晴れた!!
他のトレッカーも続々と外に集まりだし、朝焼けの瞬間を待ちます。
まずマチャプチャレ上空がピンク色に染まりはじめました。
アンナプルナサウスとアンナプルナIの間から朝日が射し始めます。
暗かった山がどんどん明るくなっていって、まるで燃えているよう!
ぐるりと360°雪山に囲まれて、どこもかもがすごい!
でもやっぱり、ひときわ堂々とそびえているアンナプルナIから目が離せません。
これがABCなのか・・・。
ガイドブックを見て想像を膨らませてきましたが、実際にその場に立つことができて感無量。
いつまでも見つめていたい絶景でした。
ポカラまでヘリで!?
ところで、ABCに来てビックリしたことがあります。それは頻繁にやってくる観光ヘリ。
1人300ドルもするリッチなツアーです。
ヘリでやってきた観光客は、30分ぐらい辺りを散策して、あっという間にポカラへと戻っていくのです。
こんな山の中だというのにハンドバッグをもっていたりして、すごい違和感。せっかくやってきたのに高山病で一歩も動けない人も・・・。
それはさておき、ここまで一緒に歩いてきた私の母Kちゃん。
歳のせいで膝が言うことをきかなくなり、下り道を歩き通す自信がなくなったようです。
「ポカラまで、このヘリに乗せてもらえないかな」と言い出しました。
ラムさんに尋ねてみると、ヘリ会社に電話してみてくれるとのこと。
交渉はかなり大変そうでしたが、ラムさんの尽力の結果、ヘリのパイロットに300ドルを直接こっそりと渡すなら、OKということに。
ABCで朝焼けを堪能したあとヘリに乗ったKちゃんは、8日間かけて来た道のりをひとっ飛び。
たった15分でポカラ空港に到着したそうです。
今回はたまたまラッキーが重なって、乗せてもらうことができました。
これは通常のサービスではありませんのでどうぞご了承ください。
ABCよ、サヨウナラ!
Kちゃんの出発準備を手伝っていたりして、私たちは他の人よりもずい分遅めの9時半にABCを出発しました。
今日はバンブーを目指します。
まずはMBCまで谷を下っていきます。マチャプチャレに向かって歩くのが最高に気持ちいい!
ABCが名残惜しくて、振り返り、振り返り歩きましたが、
アンナプルナIはすぐに姿を消してしまいました。
最後まで見送ってくれたのはアンナプルナサウスです。チョムロンからはヒウンチュリと双子のように見えていましたが、こちら側は堂々としたきれいな形の山です。
行きは2時間かかった道を、1時間でMBCに到着。
今日ちょっと無理をしてでもバンブーまで行こうと決めたのには理由があります。
それは、明日の日程を短くして、ジヌーダンダの温泉にゆっくり浸かるため!
温泉のためならエンヤコラ。どんどん下ります。
途中、マチャプチャレの魚の尾びれがどアップで見えるポイントが!
お昼の休憩はデオラリで。
その後ヒマラヤホテル、ドバンを通過し、バンブーに到着したのは、薄暗くなった夕方5時過ぎでした。
Green View Lodgeに宿泊です。
私はもうヘトヘト。
なのに子供たちは、到着するなりポーターさんとウノを始めました。
この宿のご主人はお料理上手なようで、どのメニューもおいしかったです。
朝の早起きから始まって、絶景の大興奮、その後8時間の下りと、とっても長い一日でした。