たびだんごのカンチャです!
2017年12月に行ったアンナプルナベースキャンプトレッキングで、ガイド・ポーターさんに渡したチップについて、具体的にお話ししたいと思います。
トレッキング最後の悩み、チップはいくらにする?
11日間のトレッキングももうすぐ終わりというとき、はたと悩みました。
お世話になっているガイドさん、ポーターさんへ、いくらのチップを渡せばいいんだろう?
旅行出発前、インターネットで検索してみましたが、金額を明記している体験談はほとんど見つけられませんでした。
地球の歩き方2016-17年版(ダイヤモンド社)にはこうあります。
ガイドやポーターにはチップを渡す習慣がある。1日につきガイドにRs200-300、ポーターにRs100-150が目安。これにトレッキング日数をかけて計算し、キリのよい額を最終日にドルかルピーで渡そう。
しかし、あいにくトレッキングには歩き方を持っていっておらず、金額を決めるときに参考にできませんでした。
私たちが決めた金額は?
今回11日間お世話になったガイド、ポーターに対して私たちが決めたのは、
ガイドに1万ルピー(約1万円)、ポーター3名に各5千ルピー(約5千円)という金額です。
地球の歩き方よりもずいぶん高額になってしまいました。
でも、毎日14時間もお世話になって1日当たり100円や300円の感謝の気持ちでは、少なすぎる気がしました。
ちょっと荷物を運んでくれたホテルのポーターやベッドメイクの人にも100ルピー(約100円)渡していましたから・・・。
ガイドさんは、ずっとこと細やかに面倒を見てくれました。ABCで突然ヘリの手配をお願いしたときも、受信状況の安定しない携帯通話のため、長時間外に立って交渉してくれていました。
グループの人数も私たちは6人と多めで、しかも子供が3人。大人1人や2人のガイドをするよりも随分大変だったと思います。
ポーターさんたちは、普通は荷運びの仕事が終われば彼らの1日の仕事は終わったことになりますが、夜まで子供たちの遊びに嫌な顔をせず付き合ってくれていました。
そんなことを色々考えた上で、きりの良いこの金額に決めたのです。
いつ、どうやって渡す?
一番良いタイミングはトレッキングの歩くパートが終わって、ポカラへ戻る車に乗る直前だと思います。
ポカラのホテルに到着した後では、荷物のことやチェックインなどバタバタして、ゆっくりした時間がとれない気がします。実際私たちの時はそうでした。
チップを手渡す時に紙幣むき出しでは抵抗があったので、紙で作った簡単な封筒にお金を入れて、Thank you very much! と言いながら渡して握手しました。
みなさんそれぞれ嬉しそうに受け取ってくれました。
高すぎた?結果オーライ!
実際ポカラに帰ってきて、地球の歩き方のチップの目安を読んだときに、
「あれ?ちょっと金額多すぎたかな?」というケチな気持ちがよぎりました。
でもその後、ジュース代などの清算のためにトレッキング会社を再び訪れた時のこと。
ガイドのラムさんは「Good Tipをもらって嬉しいよ」と、ニコニコ。
しかもトレッキング中のビール、ジュース代、カメラ充電代などは本来別料金だったのに、「チップを沢山もらったから払わなくていいよ」と。
なんだか丼ぶり勘定で、クエスチョンマークが頭をよぎりましたが、まぁラムさんがハッピーで「もういいよ」と言ってくれているのなら、いいのかな、とお言葉に甘えました。
まとめ
チップはどれだけそのガイドさんに満足したのか、客側からの評価になります。
「私たちは大満足だったよ」とガイドさん、ポーターさんに伝えることができたので、少し多めのチップでしたが、これでよかったと思いました。
地球の歩き方の目安は、おそらく「失礼にならない」額かもしれません。
少人数のグループで、可もなく不可もなくという程度のサービスだったら地球の歩き方レベル。
何か特別なことをしてもらったり、心のこもったサポートをしてもらって嬉しかったらそれなりに金額を上げる、というふうにするのはどうでしょうか?
こうするべきという金額にとらわれず、自分たちが受けたサービスに対して納得できるチップの額を考え出すのがいいんじゃないかなと思いました。
私たちのトレッキング旅行記についてはこちらでご紹介しています。
実際にチップを渡した最終日についてはこちらをどうぞ!