5日目
昨日の夜、ジローがまた大変なことに。さて今日はどこまで進めるのでしょうか?
コースタイム
2017年12月17日
チョムロン(9:30-10:30)チョムロン下の吊り橋(10:40-12:30)シヌワ
抗生物質のお世話に
昨日の夜中ジローと一緒の部屋だった私は、詳細は伏せますが色々あって、ほとんど眠ることができませんでした。
はじめは正露丸で何とかなると思っていたけど、ますますひどくなる症状にこれはダメだと悟り、夜中のうちに、持参していた抗生物質を飲ませました。
きっとこれで良くなるはず・・。
そして朝。
ジローはお腹の症状はひどいままだけど、表情は割と元気です。
とりあえず歩いてみることにしました。
ラムさんによると、今日はシヌワまで2時間半、その先のバンブーまではさらに2時間半かかるということです。
ジローの様子を見ながら宿泊先を決めることにしました。
桃源郷チョムロン
まずはチョムロンの中心部へと下っていきます。
立派なロッジが沢山建っていて、お土産屋さんやカフェまであります。
そしてすぐ間近にそびえるアンナプルナサウス!
村全体日当たりがよく、道沿いの民家にはマリーゴールドの花が沢山植えられています。
きれいな小川がチョロチョロ音を立てて流れていて、民家の裏庭にはニワトリやウシがいて・・・
こんなところを桃源郷と呼ぶのじゃないかと思いました。
ここで3日ぐらいゆっくり過ごすのもいいなぁ。
ここでトレッキングパーミットのチェックポストを通過。ラムさんが何やら手続きしてくれました。
ちなみに、このチェックポスト前の広場からは、左にアンナプルナサウス、右にマチャプチャレが見渡せて、絶好の記念写真スポットでした!
この後はどんどん谷底の吊り橋に向かって下ります。
今日のルートは完全なV字で、今はVの下に向かっているところです。
チョムロンの商店
下り坂の途中、このあたりで一番安いと言われている問屋兼小売りの商店がありました。
私たちはトイレットペーパーを3巻購入。
安いはずのお店なののに、1個180ルピー(約180円)もしました。でもこれがなくてはどうしようもありません。
お店からさらに下って、ここがV字の一番下に当たる吊り橋です。
これから登る道も見えてきました。
シヌワまでは今回一番のきつい道
吊り橋のたもとで少し休憩したあと、登りに取りかかります。
延々と続く登り。目の前の階段を登り切ると、また少し先に別の階段が見えてきます。これは修行です。
1時間半以上歩いて、ようやくシヌワに到着。
いや~きつかった! チョムロンから下った分、また上り返すというルートが、精神的につらかったというのもあるかも。谷を飛び越えられたらよかったのに・・。
シヌワは地元の人が一年中住んでいる最後の集落だそうです。
3,4軒のロッジが連なっていますが、一番手前のロッジでお昼休憩。
メニューの一番最後にトゥクパ(チベット風うどん)があったので注文。
おいしい~! 疲れた胃にやさしい味でした。
シヌワで宿泊
ジローが「もうこれ以上歩けない」というので、今日はここで宿泊することに。
午後はまるまるの~んびり過ごしました。
宿では13歳の男の子が働いていました。
てっきりここの子供かと思ったのですが、遠い地方から親元を離れて働きにきているそう。「おしん」のような世界がまだネパールでは現実なんですね・・。
私たちのポーター3名は、60歳のザ・プロフェッショナルなポーターさんと、20歳前後の大学生のアルバイトの男の子が2名。
5日目ともなるとこの若者たちと打ち解けてきて、子供たちはウノで遊んでもらって大盛り上がりしていました。
ジローもずいぶん回復してきてよかったー!!