チトワン国立公園のあるソウラハでは、一年に一度、クリスマス後から年末にかけて、
チトワン・エレファントフェスティバルが開催されます。
ほぼ100%地元の人向けの、とっても面白いお祭りです。
実際に私たちが見に行ったときの様子をレポートしたいと思います。
2017年12月の情報です。
チトワン・エレファントフェスティバル
私たちは偶然、旅行を計画していた時にこのお祭りを知り、せっかくならばとソウラハに行く日程をエレファントフェスティバルに合わせてみました。
2017年の第14回・エレファントフェスティバルは、12月26日から30日まで開催されていました。
英語ですが公式ウェブサイトもあり、プログラムが確認できます。
毎日いろいろなプログラムが組まれています。
内容は
- 象のサッカー大会
- 象のポロ大会
- 象の徒競走
- 象のビューティ―コンテスト
- 象のピクニック
など。とにかく象づくしです。
象たちはエレファントサファリで朝の仕事を終えてからやってくるので、本格的に始まるのはお昼を過ぎてから。
入場料は無料です。
会場の場所
ソウラハのホテルが集まる中心地から、北西方向に徒歩2~30分の、だだっ広い空き地が会場になっています。
私たちは初日は馬車で、次の日はトゥクトゥクに乗っていきました。
片道200~250ルピー、約10分で到着です。
お祭りの雰囲気
入り口ゲートに向かうまでの道や、メイン会場の中には、
ずらりと超ローカルな露店が並んでいます。
お店で売っているのは、ショッキングピンク色の綿菓子、落花生、アイスクリーム、カラフルな風船、笛、揚げ物スナック、モモや軽食、衣類、くつ、バッグ、おもちゃ、などなど。
実際私たちが買ったのは落花生とアイスクリームだけ。
他に欲しくなるようなものはありませんでしたが、とっても楽しい雰囲気です。
真剣勝負!象のサッカー
さて、地元の人に交じってサッカーフィールドの横で待っていると、ついに待望のサッカーの試合がはじまりました!
お遊びでなく、きちんと何チームもエントリーして、トーナメント方式で戦う真剣勝負です。
1チーム4頭ずつの象がいます。
上には象使いが乗っていますが、実際にボールをけるのはもちろん象!
かなり上手に、ストレートなキックをくりだしています。
象が一斉にボールを追いかけると、土煙が舞い立ち、なかなかの迫力です。
そして、ゴール!!!
ネパールの人たちはここで「おお~っ」とならずに、しずか~に喜んでいました。
ちょっと物足りない気もしましたが、文化の違いですね。
結局3対2で勝負がつきました。自分の中では大興奮の試合でした!
・・・・・・
他にも、象の徒競走、ポロの試合、象さんが一斉に30頭以上集合し、ごちそうをたっぷりもらえる「象のピクニック」というプログラムを見ることができて、大満足。
気になるトイレ事情
ところで・・・・こういう場所で気になるのがトイレの存在です。
トイレは、ありました。
ありましたが、怖くて足を踏み入れることができませんでした。
広場のすみっこに、黒いビニールシートで覆われた2つのエリア。
そこがトイレです。
行ってみたウチの男性陣によりますと、シートの内部には穴さえもなかったそうです。
女性の方はホテルで済ませて行った方がよさそうです。
まとめ
めずらしいイベントが沢山見られるエレファントフェスティバルですが、
海外からの観光客には、まだほとんど知られていないようです。
私たちが行ったときもそれらしい人は誰もみかけず、周りは100%地元の人たちでした。
ホテル側も、有料のアクティビティにできるだけ沢山参加してほしいという理由から、宿泊客に積極的に宣伝していないのかもしれません。
でもこんなに楽しいお祭りを、見逃すのはもったいない!
象のサッカー大会は本当に一生に一度、見られるかどうか!?
もし年末にチトワンに行かれる予定があれば、ぜひ午後のひと時をエレファントフェスティバルですごしてみてくださいね。