【エジプト】2023年末旅行㉕カイロ、アラビアンナイトの世界☆イスラム地区で中世にタイムスリップ

カイロの観光といえばやはりピラミッドや博物館が一番ですが、イスラム地区も一見の価値のある場所です。

イスラム地区は中世の雰囲気そのままで、アラビアンナイトの世界に迷い込んだような魅力あふれるところでした。イスラム地区での午後の散策からディナーまでをご紹介します!

北の門バブ・フトゥー

北の門、バブ・フトゥー。カイロ初日に見学した南の門、バブ・ズウェーラとの間に挟まれた南北2㎞ほどのエリアは、12世紀ごろから王様や貴族によって建てられたモスクやお屋敷が立ち並ぶ、カイロのイスラム歴史地区になっています。

この日はイスラム教の休日の金曜日。通りはとてもにぎわっていました。

ハン・ハリーリ市場

メインストリートのムイッズ通りを南下し、ハン・ハリーリ市場周辺までやってきました。

通りにひしめくお店ではベリーダンスの衣装、Tシャツ、カバン、ランプ、ありとあらゆるお土産ものが売られています。

ハン・ハリーリの中心部は、ここからさらに路地を入ったところにあり、人ふたりが何とかすれ違えるぐらいのとっても狭い通りでした。スリに用心していたので写真を撮る余裕はありませんでした。

このときに買ったお土産物はまた別に紹介したいと思います!

ムイッズ通りの歴史的建造物

ムイッズ通りには昔のスルタンが建てたモスクや病院、学校などの施設がたくさんあり、そのほとんどが共通のチケットで見学できます。

チケット売り場は一番有名な「Qalaun Complex(カラウン王の複合施設)」の向かいにありました(上の写真)。

チケット料金はこんなかんじ。大人一人180ポンド(約900円)でした。

Qalaun Complex

まず入ったのはカラウン王の建てた複合施設。ここは「世界中でタージマハールの次に美しいイスラム建築だ」という噂もあり、とても楽しみにしていました。

一つの場所に、カラウン王の霊廟のほかイスラム学校や、当時かなり先進的だった病院もあります。

まず霊廟の中に入ると、その豪華さに圧倒されました!

建築は1279年。

豪華だけど上品で温かみのある装飾。

この精巧なファサード!

スペインのアルハンブラ宮殿を思い出しましたが、調べてみるとあちらも1200年代で、同じ時代のもののようです。なるほど~。

中庭にはアーチの美しい建物。

中に入ってみると、イスラム学校かな?色鮮やかなステンドグラスが夢のようにきれいでした。

タージマハールの次は言いすぎかなとは思いましたが、どこもかもほんとうにきれいで、目福だなぁと嬉しくなる施設でした。

バルクーク王のモスクと学校

カラウン王の建物のすぐ隣には、また別の王様の古いモスクが。

こちらは1370年代に建てられたものだそう。

金色と濃いブルーの天井。圧倒されました。

古いイスラム建築はまるで異世界。本当に素敵だと思いました。

イナル王のハマム

さらに隣には1400年代の王様のお風呂の施設(ハマム)。

ハマムの中心部には体を休めるための大理石のベンチがありました。天井のカラフルなステンドグラスがとてもかわいらしかったです。

小さな浴槽のある個室がいくつもあり、現代の「貸し切り風呂」みたいで面白いな~と思いました。

施設が軒並み閉館する夕方5時になってしまったので、観光は終了。まだまだいろんな建物を見たかったけれど、泣く泣くホテルに切り上げました。

エジプト最後のディナー

最後の夕食を食べたレストランは、イスラム地区内にある超高級ブティックホテル「リヤドホテル」の屋上にある Zeeyara Restaurant。

前菜には定番のホモスや、そら豆のディップ。

メインには、エジプトに来たからには一度食べてみたかったハトのロースト、ラクダ肉のミートボールなどを注文しました。

ハトはとても繊細な肉質で、これが人気の理由かと思いました。でも味付けが濃く、お肉の味が良くわからなかったのが残念。エジプト料理だからそんなものなのかな。

この店は高級ホテルのレストランだけあって、料理のお値段に加えてサービス料がかなり高く、ぜひにとおすすめはしません。

でも雰囲気はとても良く、金曜日の夜の街の賑わいを屋上から見下ろしながら、エジプト最後のディナーを楽しむことができました。

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