嘉峪関からバスにゆられること10時間。(たった300キロの距離なのに!)
夜の7時にようやく敦煌に到着した。
敦煌は意外にこじんまりした田舎町のようだ。
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敦煌到着
バスターミナル向かいの飛天賓館のドミトリーへチェックインすると、待望の日本人バックパッカーがいっぱいいた!!
旅に出て10日目にして初めて会う日本人。とってもうれしい。
さっそく、これから鳴沙山へ行くけどどうですか?と誘ってもらい、ついて行くことに。
鳴沙山
鳴沙山は敦煌郊外にある大きな砂の山。
近づくにつれ、きれいな曲線を描いた砂山が迫ってきた。
入口を入ると、観光客を乗せてくれるラクダくん達がお出迎え。ちょっと乗ってみたかったけど、高い(80元、約1200円)のであきらめて、点々と続く人の列について、砂山の稜線上を登ってみた。砂に足が沈み込んで、結構いい運動になる。
次第に陽が落ちてきたので、適当なところで腰を下ろした。
ドミトリー仲間が「これがやりたかったんだ!」と持ってきた敦煌産赤ワインで乾杯!
そのうち一番星と三日月が輝きはじめた。
風は涼しく、お尻の下の砂は温かく、ほんのり茜色の空に夕陽が沈んでゆく。なんだかとっても心地よい。
またしばらくボーっとしたあと、後ろ髪を引かれつつも下山した。
ジュージュー!カバブ屋台
鳴沙山から宿へ戻るともう夜も11時を過ぎていた。
でも食べ損なった夕飯を求めて、ドミトリー仲間と夜市街へ。
羊肉の串焼き(カバブ)屋台がたくさんあり、香ばしい香りが漂っている。
もう夜も遅いのに、どの屋台もほぼ満席。地元の人たちでにぎわっていた。その中のひとつ、ランニングシャツの若いマスターがいいかんじの店に決定。
これまでの旅の話やこれからの予定などおしゃべりしつつ、ふたりでカバブ24本とパンの串焼き、ビール4本を空けてしまった。
私はこの10日間の日本語ナシ+禁酒生活から開放されて、かなりテンションが上がっていたようだ。
しかしこのことが明日に影響を及ぼすことになろうとは・・・。