朝、いつもより早起き。
今日は日曜日。かの有名な、週に一度のマーケットの日なのだ。
まずは動物マーケットへ行くため、おんぼろピンクの乗り合いバスに飛び乗る。
カシュガル動物市場
ポプラ並木のデコボコ道を10分、15分と走り、かな~り不安になってきた。ロンリープラネットには街から700メートルと書いてあったんだけど・・・
まぁこうなったら、バスの終点まで行くだけ行って、また引き返してこようと思っていたら、あった!ありました。「活畜市場」という看板が。
牛や羊を満載したトラックも通り過ぎてゆく。

が、張り切って早くきすぎてしまったようで、肝心の売買は全然始まっていない。まだ動物たちを会場に配置している最中だった。
目をグリッと剥き、涎を垂らす牛さんたち。
頭を互い違いに組み合わされ、おとなしく列になっている羊やヤギ。

中には逃げ出しておじさんに追いかけられているヤツもいる。
9時半を過ぎてもまだ準備中だったので、あきらめて動物マーケットを後にした。
サンデーマーケット
さてさて、気をとりなおして、市内でやっているメインのサンデーマーケットへ。
一帯はすごいにぎわいで、マーケットの敷地から道路の上まで、露天が所狭しと並んでいる。
服の店が一番多く、店の人たちが「ベシクァイ、ベシクァイ!」と、ウイグル語と中国語をミックスした言葉で値段を叫んでいる。

他に立ち並んでいるのは、干しブドウや干しアンズなどの乾物類をずらりと並べている店、カラフルな布地屋、カーペット屋、スカーフ屋、ナイフ屋、マッチやライターなどの小物屋、スイカやメロンを山のように積んだ大八車、などなど。
道のわきに、ロバ車専用の駐車場があるのがさすが!
ロバたちが大人しくご主人様たちの帰りを待っていた。
このマーケットは、ウイグルファミリーの休日のお出かけ先といった感じで、沢山の人が真剣に買い物している様子が楽しかった。

この時、60歳バックパッカーのおじさんと再会。
敦煌から同じルートを旅しているので、いつかどこかでバッタリ出会えてしまうのが面白い。
さてさて、6日間も滞在したカシュガルも今日で最後。明日はいよいよカラクリ湖へ出発だ!
明日、明後日は辺境のバス移動なので、パンやバナナなどの食料を買い込んでおいた。