砂漠で迎えた朝。
目が覚めてしばらくすると、空が濃いブルーから赤に変化してゆき、朝日が昇った。
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砂漠での朝
何気なく顔を触ってみるとザラザラだった。寝ている間に砂が降り積もってしまったらしい・・・。
これからしばらく、人生で一番というぐらい肌が乾燥してガサガサになってしまったのだが、それは絶対にこの一夜のせいだ。
でもそんな犠牲?を払ってもお釣りがくるほど、印象深い時間を過ごすことができた。
昨日の民家にもどって朝ごはんをごちそうになる。
レーズンとネギが練りこまれた中華饅頭が出てきて、中国とウイグルの融合だなぁと感じ入った。
高昌故城 ・アスターナ古墳
さて、2日目の観光に出発。
まずは高昌故城という都市遺跡へ。
ここは、紀元前1世紀から14世紀までもの間、この地域一体の中心地だったらしい。かの三蔵法師も立ち寄ったという。
ロバ車をチャーターしてぐるりと見て回ったが、ボコボコ道のせいかすごい揺れ。座席につかまるのに必死だった。
次に、高昌故城に住んでいた唐代の貴族の墓であるというアスターナ古墳を訪れた。
何の気なしに細い通路を進み、古墳内に入ってみるとミイラがお出迎え!
しかもこのミイラ、笑っているような表情をしている。狭くて暗い空間の中、あまり一緒にいたくないので早々に退散した。
手作り餃子のごちそう
汗ベトベトでようやくトルファン市内のホテルに帰り着き、少し休憩して、またアブさんが迎えにきてくれた。
今日は金曜でイスラム教徒の礼拝の日だからモスクへ連れて行ってくれるという。
しかし行ってみるとモスクは部外者立ち入り禁止の雰囲気だったので、しばらく外で待ち、またアブさんのおうちへ。
ニコニコ顔の奥さんが、菜っ葉と羊肉を混ぜた具でギョウザをつくっていた。
下手ながらも具を包むのを手伝わせてもらう。
シンプルな料理だけど、ゆでたてを食べるととてもおいしい!
またもやスイカとハミ瓜を食後にいただき、お礼をいっておいとました。
充実の2日間だった。