街を一周したあとホテルへ戻ってみると、私の部屋に見覚えのあるSちゃんのリュックが置いてあった!
本人は見あたらなかったが、もう会えるのは時間の問題だ。
事前に宿をどこにするか話し合っていなかったのに、宿だけでなく部屋まで探し当てるなんて、 Sやるなぁ!(と、このときは思った)
Contents
Sちゃんとの再会
Sちゃんとは、今日の夕方3時から5時の間に「ジョンズカフェ」という外国人向けのカフェで待ち合わせをすることに決めていた。
カフェに向かっている途中、道の向こうから「あ~~っ!!」と言う声。
Sの方から先に発見されてしまった 。
そして彼女の隣にいるのは、なんとビックリ! 朝のタクシー運転手ではないか!?
ビックリ!の商売根性
朝、トルファン駅から市街まで乗ったタクシーの中で、運転手がしきりに「このタクシーをチャーターして観光しないか?」と誘ってきた。
私は断るつもりで、「友達が昼ごろにウルムチからバスでやってくるから、彼女と相談しないと何も決められないわ」と答えておいた。
オブラートに包んだ否定の言葉なんて物ともせず、これは営業チャ~ンス!と思ったのだろう。彼はバスターミナルでウルムチからのバスを待ちうけて、大勢の乗客の中からSちゃんを探しあてたようだ。
バスターミナルでいきなり自分の名前を呼ばれたSちゃん、さぞ驚いたことだろう。
その後、Sちゃんを私のホテルまで案内し、トルファン市内を案内し、しっかりちゃっかり夕方まで彼女をエスコートしてきたというわけ。
なんという商売根性!!
案の定、再会の興奮真っ只中の私たちに向かって、しきりにタクシーツアーを勧めてくる。
しばらく相談してからね、とカフェに入ると、そこには敦煌で一緒にビールを飲んだOくんがいた。彼も同じ運転手からツアーを勧められていたらしい。
なんだかまんまと運転手の術中にはまってしまった気もするけど、3人まとめて安くして!と交渉して、結局お願いすることに。
運転手さんの粘り勝ち!!恐れ入りました。
ウイグルダンス
トルファン初日の夜は、トルファン賓館というホテルの中庭でウイグルダンスを鑑賞した。
色鮮やかなピンクや黄色の、すその広がるスカートでくるくると舞うウイグル美人たち。
男性が演奏する楽器にもいろんな種類があって可愛らしい。
男女一緒のダンスは踊っている人たちも一番楽しそうで、女の人に求婚するしぐさが面白い。
すっかりトルファンの雰囲気に浸りつつ、夜を過ごした。
さて、明日からは1泊2日(砂漠野宿つき)タクシーチャーターツアーだ!