アスワンで2連泊したのは、ナイル川の真ん中に浮かぶエレファンティネ島にある、メシュラ・カトーというゲストハウスです。
ヌビア風でかわいらしく、バルコニーからの景色が最高! とても居心地のいいお宿でした。
ホテル外観
メシュラ・カトー(メシュラさんの家?Kattoは家という意味らしいです)は、アスワン中心部からフェリーですぐの、エレファンティネ島にあります。
エレファンティネ島の中でもフェリー乗り場とは反対側(島の西岸)に位置しています。
ただでさえ車やバイクがなくて静かな環境のエレファンティネ島。その中でもひときわのんびりできる場所でした。
ヌビア人が多く住むこの辺り。
カラフルなヌビアの装飾がされた建物がたくさんありますが、このホテルもそのひとつ。
階段もこの通り、とってもポップで可愛いかったです。
ルーフトップ
このホテルの売りは、何といってもルーフトップからの景色!
テーブルセットがたくさんあって、好きにくつろぐことができます。
また、すぐ横にはお湯を沸かせる宿泊客用のキッチンがあって、自由に使っていいよと言われました。
対岸にはアガハンというイスラム教の有名な人のお墓や、昔の修道院の跡が見えます。
ナイル川をファルーカやボートが通り過ぎるのを、時を忘れてボーっと眺めていました。
お部屋
私たちの部屋は2階にあり、入口はこんな感じ。
一応ホテルの中でも一番高い、バルコニー付きの1泊8000円程度の部屋です。
まずドアを入ったところには荷物を置ける2畳ほどのスペースが。
カーペットが統一されていて素敵♡
部屋にはベッドが3つ。ゆったりした配置でした。
ヌビア風のドーム天井がかわいらしかったです。
バルコニー
そして、部屋についているバルコニーがこちら。
観光してシャワーを浴びて、夕暮れどきにここでビールを飲んだのが、今回のエジプト旅の中でも指折りの、至福のひとときでした☆
バスルーム
バスルームはこんな感じで、トイレと洗面台も一緒でした。
ちなみに我が家は5人家族のため、もう一部屋使いました。
そちらは1泊4000円ほどのツインルームでしたが、ここで紹介した部屋に比べると狭く、インテリアもヌビア風な感じはほとんどなかったので、せっかくこの宿に泊まるなら、川が正面に見えるバルコニー付きの部屋をおススメします!
朝食
そして、このホテルの朝ごはんがと~ってもおいしかったです。
とはいっても、エジプトのベーシックなホテルの朝食なのですが。
炒めた野菜の入ったオムレツ、揚げたてのターメイヤ(豆のコロッケ)、フェタチーズにトマトとキュウリ、それにヌビア風のもっちりしたパン。どれもとびきり新鮮な味がしました。
特にキュウリが歯ごたえよく甘みもあり、「こんなにおいしいキュウリは初めて!」と言うと、家族に「そんなに言うほどかなぁ?」と言われましたが、私にはすごくおいしく感じられました。
ともかく朝の澄んだ空気の中、屋上で食べる朝食は最高! 朝食は宿泊料とは別料金でUS$3.5ほどでした。
オーナー
メシュラ・カトーのオーナーは、モハマドさんと言ってヌビア人のおじさんなのですが、いつでも温厚な笑顔で優しく接してくれました。
オーガナイズ力はバッチリで、格安のランドリーを世話してくれたり、ボートでの送迎やアブシンベルのカーチャーターを手配してくれたり、大変お世話になりました。
ちなみに宿泊前のオーナーとのやり取りはWhatts Appで。レスポンスもとても良かったです。
アクセス
アスワン市街からホテルへのアクセスは、パブリックフェリーに乗るか、プライベートボートをお願いするかのどちらかになります。
パブリックフェリーに乗った場合、フェリー自体は5分ほどなのですが、船着き場からホテルまで、島内を5~10分ほど歩くことになります。道は全く舗装されておらず迷路のようなので、スーツケースの場合かなり大変そうです。
プライベートボートは、ホテルにお願いすると出してくれて、ホテルのすぐ前に着けてくれるのでとっても便利でした。私たちはチェックイン前とチェックイン後にお願いしました。
Meshra Kattoは、埃っぽいエジプトにあって水の景色を見ながらホッとできる、とても素敵な宿でした。アスワンの宿として、自信をもっておすすめします!