
エジプトに到着して3日目は、カイロから南西130キロのところにあるファイユームオアシス (Faiyum Oasis) へ。
1日ツアーでボートや乗馬、陶芸したり、滝を見たり、最後には砂漠でサンドボーディングをして盛りだくさんの一日でした。
ギザからファイユームオアシスへ
外国人観光客にはあまり有名でないファイユームオアシス。ここへ行くことになったのは、エジプト人の友人が「カイロに遊びにくるならいいところへ連れていってあげる」と、車とガイドを手配してくれたからなのです。
朝9時、ギザのホテルをチェックアウトし、友人と一緒に一路、西へ。

カイロから15分ほど走ると辺りは一面砂漠に。でも1時間ほどすると、また緑の世界が戻ってきました。ファイユームオアシスです!

1時間半で最初の目的地「チュニスリゾート」に到着。
ローカルな日帰り観光施設で、レストランや土産物屋、いろいろなアクテビティが用意されていました。

まずはレストランでファティールというバターたっぷりのパイ生地のようなパンで朝ごはん。
黒砂糖の蜜(ブラックハニーと呼んでいた)と、ピリ辛チーズソースがついてきて、交互に食べるとやめられないおいしさでした。
湖でボートと乗馬

腹ごしらえがすんだら、すぐ横にある大きな湖 (Lake Qarun) へ。

まずはファルーカに乗せてもらいました。

大きな帆が格好いい。

結構風が強くて船が揺れて、酔いそうでヒヤヒヤでしたが、湖と対岸の砂漠のコントラストがとてもきれいでした。

お次は乗馬。優しいお顔の馬たちに乗せてもらいました。

ちゃんと行く方向が分かっている賢い馬たち。ほんの15分ほどでしたがとっても癒されました。
チュニス村の陶芸工房

次はリゾート施設を出て、チュニスビレッジという、陶芸で有名な村にやってきました。
陶芸の工房が立ち並んでいて、そのうちの一軒に入ってみました。

店の男の子が器用に壺を製作中。小学5年生ぐらい?と思ったけど、15歳ということでした。
私たちもろくろを操作させてもらいましたが、コンスタントに回すのはかなり難しかったです。




お店の作品はどれも色がきれいでユーモラスな絵がかわいい!2つ選んで買うことに。
エジプト人の友人とガイドさんが頑張って値下げ交渉してくれましたが、結果700ポンド(約3500円)。エジプトの物価にしたら高いと思いますが、手作りだからこんなものなのかなぁ。自宅用のいいお土産になりました。
ワディ・エル・ライアン国立公園
ここからまた車に乗り込んで、エジプトではめずらしい滝を見に行くことに。

村を少し離れると、景色ががぜん雄大になってきました。

さきほどとはまた別の湖(Lake Rayan)を見下ろす場所に到着。
人気の場所なのか、きれいに整備されています。

こんなカラフルなお土産屋さんも。

少し歩くと、馬蹄形の立派な滝、Rayan Fall が現れました。
かなりの水量。周りは砂漠で、滝とのコントラストがおもしろかったです。
次は最後のお楽しみ、砂漠でのサンドボーディング!

の前に、エジプト人の友人がお菓子を出してくれました。
「クナファ」というアラブの国でよくある、細い糸状の生地が重なってできているお菓子なのですが、国によっていろんなタイプがあるらしく、この時もらったのはバターのリッチな味がしつつサクサクでとてもおいしかったです。
スイーツ好きのジロー(次男)の「エジプトで食べたものベスト1」はこのクナファだそうです。

さて、車でやってきたのは、サンドボーディングにぴったりの丘。
フカフカの砂でできた砂漠がどこまでも続き、青い空に白い雲。とびっきりの開放感がある、美しい場所でした。ここまで来られてよかった~!

一人一台ボードをもらい、ガイドさんがせっせとワックスがけをしてくれて、丘の上からレッツチャレンジ!

成功して丘の下まで滑り降りると、また上まで自力で登らなきゃいけないのが大変。
でもこのアクティビティは最高に楽しくて、ガイドさんに「そろそろ時間だから」と言われても、皆なかなかやめられませんでした。
遅めのおいしいランチ

最後は、またはじめのリゾート施設に戻って遅めのランチ。
メインはチキンのグリルとコフタ(ミンチ肉の串焼き)。農業が盛んなエリアだけあって、付け合わせのズッキーニやトマトまでとってもおいしいミックスグリルでした。
このあとまたカイロまで1時間半かけて戻り、友人にお礼を言って別れました。
友人のおかげで貴重な体験ができて大大感謝の一日でした。