【エジプト】2023年末旅行⑰圧巻の美しさ!デンデラ・ハトホル神殿(その1)

3泊したルクソールをあとにし、つぎに向かったのはデンデラ。エジプトで一番保存状態のよいという遺跡、デンデラのハトホル神殿を見るためです。

想像以上にすばらしく、今回見た遺跡の中でも感動ベスト3に入る場所でした!

写真がた~くさんあるので2部に分けてお送りします。

デンデラへ

この日の予定は、まずルクソールからデンデラへ移動し神殿見学、その後、紅海のリゾート地ハルガダまで移動します。

移動はカーチャーターの会社 Luxor Safe Tours に、デンデラへの寄り道込みで US$135でお願いしました。

ルクソールを発ち、しばらくは砂漠色の景色を走っていきましたが、1時間もすると緑が戻ってきて、デンデラに到着しました。

ルクソールの主な遺跡は紀元前1500年~1000年ごろのものですが、デンデラは紀元前300年~50年ぐらいのものだそう。1000年分「新しい」ので保存状態が良いのも道理です。が、それでも2000年前のものです。さて、どんな遺跡が待っているのでしょうか。

入場券購入

まずは入場チケットを購入。

今後行かれる方に絶対おすすめしたいのは、基本のチケットだけでなく「パノラマ」と「クリプト」の追加チケットを買うことです。

パノラマというのは屋上で、クリプトというのはかの有名な「デンデラの電球」のある地下室への入場券。ここまで来たからには絶対にお忘れなく!

敷地内に入ると、遠くに神殿が見えました。一見、シンプルで質素な感じで、本当にそんなにすばらしい遺跡のかな?と思えます。

参道横には家族の守護神ベス。

神殿に近づくと、柱の上に載っているハトホルの顔が見えてきました。

ハトホル神殿内部へ

さて、いよいよ神殿内部へ。

すると、中にはびっくりする程すばらしい空間が広がっていました!

天井のレリーフの細やかさ、青と白の色の美しさ。

天井が落ちずに残っているおかげで、ほぼ完全な保存状態。2000年前の世界に迷い込んでしまったような気になりました。

2000年前でこのクオリティ。エジプト凄すぎます!

美しい列柱室を通り抜け、さらに奥へと進んでいきました。至聖所のあたりは色彩はないけれどレリーフはびっしり。

横のほうに階段を発見したので、上にのぼってみることに。

一直線に伸びる階段は、まるで2000年前にタイムワープするためのトンネルのようです。

後から知ったのですが、本来この階段は「下り専門」の階段でした。それでレリーフの人たちも下る方向を見ているようです。

屋上エリア・パノラマ

階段を上って神殿の屋上に出て、さらに柵を乗り越えて、パノラマのチケットを買った人だけが入れるエリアへと上がってきました。

崩れてしまった古い階段の横には、階段の高さにぴったりと合った神々のレリーフが。

私たちは別の階段から最上部へと登りました。

ここが一番上。手前の遺跡群とケナの街の田園風景が見渡せて、まさにパノラマの世界が広がっていました。

神殿の門の方面。手前には1800年代の落書き。

外壁の一番上。ほとんど人目に触れない場所なのに、抜かりなく優美なレリーフがほどこしてありました。すごい完璧主義!

黄道十二宮の小部屋

遺跡の上部にある小部屋の天井には、とても有名な黄道十二宮(星座)のレリーフのレプリカがはめ込んでありました(写真なし)。本物はフランス人が200年前に持っていってしまい、ルーブル美術館に飾られています。

そして偶然にも、数年前にルーブル美術館で本物の写真を撮っていました(上の写真)。

当時はデンデラのデの字も知らず、とりあえず「昔の星座か~」と写真を撮っておいたのでした。こんなことならもっとじっくり見てくればよかった!

西側の階段

今度は西側のコの字になった階段から下へおりました。

この階段はまるで迷路のよう。次の角を曲がると何が現れるのか、ワクワクしながら進んでいきました。

レリーフがとても面白くて、じっくりと楽しむためには一日いても足りなそうでした。

が、私たちは車の運転手と1時間と約束したので(結局30分延長してもらった)、急ぎ足で「デンデラの電球」を求めて地下室を探しにいきます!

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