2日目
今日はトレッキング前半のハイライト、プーンヒルを目指します!
西ネパールの3つの8000メートル級の山、ダウラギリ(8167m)、アンナプルナI(8091m)、マナスル(8163m) を一度に見渡せる絶景の展望台です。
コースタイム
2017年12月14日
バンタンティ(8:30-10:00)ナンゲタンティ(10:30-12:00)ゴレパニ下村(12:00-12:15)ゴレパニ上村
夕日鑑賞
ゴレパニ上村(15:10-16:05)プーンヒル(17:30-18:00)ゴレパニ上村
ゴレパニ目指して
朝6時に起床。ゆっくり準備して7時に朝食を注文しました。
今日は昼頃に目的地ゴレパニに到着する予定です。
もう昨日のような階段はないだろうと期待していましたが、
ラムさんによると、急な階段とゆるめの山道が交互にあるとのこと。
ガーン、また階段か・・。
8時半に宿を出発。
確かに階段もあるけれど、昨日よりも変化に富んだルートで楽しい!
マイナスイオンたっぷりの滝があったり、チベット仏教の五色の旗のかかる橋があったり。
子供たちはちょっとした河原で石投げに夢中。
放っていたら一日中そこにいそうな勢いでした。
せっせと歩いてナンゲタンティでお茶休憩。
ここからまた登りますが、だんだん体が歩くことに慣れてきた感じ。
道も谷沿いの森の中の日陰で歩きやすかったです。
ゴレパニの宿はピッカピカ
さっきの休憩から1時間半ほど歩いたとき、ひょっこりと
「ゴレパニへようこそ!」というゲートが現れました。
ヤッター!
ここはゴレパニの下村なので、景色のよいゴレパニ上村まではあと15分ほど登らなければいけません。でももう着いたも同然!足取りも軽くなります。
しばらく歩いて、ゴレパニ上村の宿、小さなストゥーパのすぐ右側にある Fishtail Lodge に到着。
ピッカピカで「ホテル」と呼んでも良さそうなレベルです。
部屋の大きな窓からはダウラギリ(8167m)の雄姿が眺められます。
シャワーとトイレは当然のように部屋に付いていました。(宿泊料の安い共同トイレの部屋もあります)
共用のバルコニーからもこの眺め!
食堂も広くてきれいです。
ランチのピザはチーズたっぷりで最高においしかったです。
本日のハイライト、プーンヒル!
お昼の後はゆっくり休憩。
ガイドさんと相談して午後3時からプーンヒルへ登ることになりました。
本当はプーンヒルへは朝日を見に行くのが定番です。
でも朝暗いうちに起きて歩くなんて、うちの子供たちにはほぼ無理。
今日は午前中に3時間ほど歩いただけで体力的にも余裕があるので、夕日を見に行くことにしました。
春のシーズンは午後から雲がでてきて、ヒマラヤの山々が隠れてしまうことが多いのですが今は冬の12月。
幸い午後になっても山々にも雲がかかっておらず、よい景色が期待できそうです。
が、ここでタローが「ぼくはプーンヒルには行かない!」と言い出しました。
「もう歩くのなんていやだ。登ってからまた下りてくるなんて無意味だし」と。
自己主張してみたいお年頃のタロー君11歳。
せっかくここまで来たのに・・と思ったものの、まだ先も長いのでここは無理強いせず、一人で宿で留守番させることにしました。
・・・・・
さて、プーンヒルへ出発!!
プーンヒルは”丘”なので「ちょっとそこの裏山まで」という程度かと思いきや、またまた階段の連続。
地味~にしんどかったです。
登って・・登って・・登って・・。
ゴレパニから見えていた電波塔のようなもののある場所がプーンヒルかと思っていたのですが、そこに到着すると、まだまだその先に階段が続いていてガッカリ。
今日はサブローの調子がよく、文句言わずに登ってくれるのが救いでした。
ひーひー言いながらプーンヒル到着!
ゴレパニを出発して1時間後、ようやくプーンヒルに到着!
ジローは若さゆえ一番元気で、真っ先に鉄製の展望台に駆け上がっていきました。
私たちも少し遅れて一歩一歩踏みしめるようにして上に。
わ~~~~~!360°の絶景!!
ダウラギリも、ニルギリも、アンナプルナの山々も、マチャプチャレも、マナスルも、
ぜーんぶぐるりと見渡せます。
南側にはインドの山々まではるかにかすんで見えています。
看板には One of the best viewpoint in the world と書かれていました。
確かにそうかもしれないと思わせる景色でした。
超おすすめ!プーンヒルの夕暮れ
展望台で1時間ほど待って、午後5時ごろ夕暮れになりました。
山々がオレンジ色に輝き、その後ピンク、紫、グレーへと変わっていく様子は本当に神秘的。感動のひとときでした。
しかも人が少ないのがよかった!
朝は人が沢山いて、周りの人が映り込まない写真を撮るのも一苦労のようです。
実際私たちが15年ほど前に来た時も、トレッカーがわんさかいました。
でもこの日の夕暮れ時には、全部で20人いないぐらい。
それぞれが気に入ったスポットでベンチに座り、静かに山を眺めていました。
とても贅沢な時間・・・。
太陽が沈むと、それまでのゆったりとした時間から一変。
急いで来た道をゴレパニまで戻ります。ここからは時間との闘い。
どんどん足元が暗くなっていってしまい、ゴレパニに帰り着いたときには真っ暗でした。
プーンヒルに夕暮れを見に行く方は、くれぐれもヘッドライトをお忘れなく!