【ネパール国内移動】チトワンーカトマンズ。車・バス移動の所要時間とトホホな体験

チトワン国立公園のあるソウラハからカトマンズへ、約180㎞の道のりを移動したときの様子をお伝えします。

チャーターしたジープでソウラハを出発しましたが、途中でジープが故障してしまい、そこからバスに乗り換える羽目に。トホホで大変な体験でした。

2017年12月の記録です。

いざ、カトマンズへ

ソウラハでエレファントサファリなどを満喫したたびだんご一家は、最後の目的地、カトマンズへと向かうことに。

宿泊中のホテル、リバービュージャングルキャンプでプライベートジープを手配してもらいました。

カトマンズまで1台14000ルピー(約14000円)と、少し高めでしたが、値引きはしてくれませんでした。

朝8時、ソウラハのホテルを出発。

近くの大きな街、バラトプルとナラヤンガートを走り抜け、ムグリンへのハイウェイに入ります。

道は混んでおらず、ジープは快調に飛ばしていました。

そしてトラブル発生

走り始めて2時間ほどしたとき、車の下から「シャラン、シャラン、シャラン」という音がし始めました。

しばらく無視して走っていましたが、やっぱり気になったのか運転手が路肩に駐車して、車の下を覗いてみました。

起き上がると、渋い顔をして「ブレーキボルトが外れてしまったよ」と!

英語が片言だし、ブレーキボルトが何なのかもよくわかりませんが、この先急カーブ連続の未舗装路。ブレーキに関係する部品が壊れた状態で走り続けるのは怖すぎます。

「いったんバラトプルに戻って、修理してから再出発するから、とりあえず一緒に戻ってくれないか?修理は2時間ぐらいで終わると思うよ」と運転手から言われました。

でも、ネパールの人が言う2時間・・・。

2時間で本当に修理が完了するかどうか、保障は全くありません。

私たちはできるだけ時間を無駄にしたくないし、どうしても今日中にカトマンズに着きたいのです。

この話をしている間にも、カトマンズ行きツーリストバスが何台も私たちを追い越していきました。

決めた!バスに乗り換えよう

私たちの横を快調に通り過ぎていくカトマンズ行きのバスを見て、もうジープとはお別れしてバスに乗り換えようと心を決めました。

運転手にバスに乗り換えたいと伝えると、「分かったよ。バス代はぼくが払うから」との返事。

まだ2時間しか走っていないのに、すでに14000ルピーも払ってしまっています。

でも今更返してくれと言うと、もめそう・・・。

スッキリ分かれてカトマンズ行きのバスに早く乗り換えたかったので、それでOKしました。

運転手は、こんな中途半端な場所までで14000ルピーはやっぱりもらいすぎたと気が引けたのか、「バスを降りてからホテルまでのタクシー代だよ」と、追加で500ルピーを渡してくれました。

ヒッチハイク成功

それからものの5分もしないうちに、次のツーリストバスが通りがかり、ジープの運転手がバスに合図して停まってもらいました。

バスの運転手との交渉成立!

ジープの運転手がバス代を支払い、急いで私たちの荷物をバスに移し替えました。

何だなんだ?という乗客の視線を受けながらもバスに乗り込んでみると、空いているのは最後部の席だけ。しかも3人分。

そこに5人が座るはめになって、ぎゅうぎゅう。

でももう安心。カトマンズに着いたも同然!とホッとしました。

地獄のバス旅

でも、実はホッとしている場合じゃなかった!

ジープでも揺れると思っていたけれど、そんなの甘かった・・・。

バスの揺れること、揺れること。最後部なので、特にひどいです。

笑っちゃうぐらい飛び跳ねながら、先に進んでいきました。

写真を撮ろうにも、いつでも揺れているのでブレブレ。

すぐ横は深ーい谷になっています。

バスの窓から見てみると、横の地面ではなく川底がすぐに目に飛び込んできます。

川と自分が一体化したような気分!? インフィニティプールならぬ、インフィニティ川底です。

ナラヤンガートとムグリンの間の大工事区間は、ポカラからソウラハに行く時も通ったので、スムーズにいかないことは想定済みではあります。

片側通行でストップを繰り返しながらも、少しずつ進んでいきました。

大渋滞

でもカトマンズへの道で大変だったのは、実はムグリンから先でした。

道の状態は完全に舗装されていて良いのですが、渋滞がひどい!!!

カトマンズに近づくにしたがって車がほとんど動かなくなりました。

「あとカトマンズまで19キロ」という地点でトイレ休憩。

あと19キロといえば、30分ぐらいで着くのかと思いきや、

そこからなんと2時間もかかって、カトマンズ、タメル地区北部のソラコテという交差点に到着しました。

ソウラハから朝7時に出発してから、9時間後のことでした。

走行距離はたったの180キロ。平均時速20キロって・・・。

ずっと揺れ続ける狭いバスの中で何時間もすごし、結構ヘトヘトになりました。

ネパール国内をバスで移動してみた感想

今回は予期せぬバス移動で痛い目にあった私たち。

ネパールでの移動は、結局のところカーチャーターとバスとどっちがいいのでしょうか?

個人的な印象ですが、ネパールでのバス移動は、カトマンズに向かうのでなければ悪くないと思います。

つまり、早朝にカトマンズから郊外へ出ていくのなら割とスムーズにいくのではないでしょうか?

カトマンズ市内に夕方に入っていくのだけは、避けた方が賢明です!!

ソウラハからカトマンズへの移動の場合、車をチャーターして、ソウラハをできるだけ早朝に出発するのが一番だと思います。

バスは昼食時間があったりして、どうしても時間が伸びて午後の渋滞にはまってしまいます。

何にせよネパールでの移動は、何も期待せず仏のような心で臨みましょう・・。

広告
広告大
広告大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする