台北で絶対に行ってみたかった故宮博物院。
でも最近は大陸からの観光客で大混雑だそう。博物館に興味のない子供3人連れてそんなところに乗り込むなんて、疲れ果てて終わるだけなのが目にみえています。
そんなところに耳より情報!
故宮博物院は金曜と土曜日は夜9時まで開いていて、団体観光客がディナーに向かう夜6時以降はガラ空きなのだとか。
ということで、台北最終日の金曜日。エビ釣りのあとに満を持して行ってきました。
Contents
白菜と角煮
午後6時、故宮博物院に到着。ロビーはこれから帰る人や入場する人で程よくにぎわっていました。
まずはチケットを購入。
大人は350元(約1400円)ですが、18歳以下の子供は無料。太っ腹!
早速3階へ向かい、一番のお目当ての翠玉白菜と肉形石の部屋へ。
部屋の入口には入場制限のためのロープの仕切りがありましたが、そんなの必要ありません。部屋の中には5人ぐらいだけ。
順番待ちもなく、ゆっくりと四方から美しい白菜やキリギリスを鑑賞することができました。
実際の白菜よりも平べったい形なのが意外でした。とても滑らかな質感で、食べたらすごく甘そう!
横には、昔に白菜を置いていた台もありました。
これに置くと白菜はスクッと直立して盆栽みたいな感じになるのかな。
お次は肉形石。とってもジューシーそうな豚の角煮ちゃん。
角煮なのに、王座にでも座っているようです。皮の部分が特にリアルでした。
白菜と角煮が一番の宝物だなんて不思議な感じです。
ずっと見てみたかった2つの宝物を見られて、まずは目的達成!
玉の部屋
次は、子供たちでも興味が持てそうな「玉」の部屋を見て回りました。
どの展示物も繊細でため息物です。
ポッキリ折れてしまいそうに繊細な鳥たちの足。
皇帝のそろばん。
途中の階段も広々~。これで2階へと降りていきました。
陶磁器の部屋
お次は2階の陶磁器コーナー。
これも有名な童子枕。とってもかわいらしいです。
これは醤油さしかな?色合いが素敵でうちに欲しい!
妙にラブリーな壺。
青緑の龍がとてもきれいな壺。
この壺にはいろんな種類の蝶が細かく描かれています。一番気に入りました。
世にも珍しいものの部屋
一階では「珍玩」の部屋へ。
代々の皇帝や皇后お気に入りのものが集められているコーナーです。
有名な24層の象牙の球、オリーブの種の彫り物、巨大なサンゴ、宝石びっしりのベルトや髪飾り、透けるように薄い木でできている入れ子のカップ(赤ちゃんのおもちゃのプラスチックカップの元祖かな?)、皇帝や皇后のミニチュアおもちゃセットなど、とびっきりの宝物が次から次へと展示されていました。
目が飛び出るほどびっくりしたり、すごいな~とため息をついたり・・。
写真はフラッシュなしならOKですが、フラッシュオフにしても焦点を当てるための光が出てしまい、監視員さんに注意されたので撮るのをあきらめました。残念!でも宝物保護のほうがもっと大事ですもんね。
まとめ
子供でも興味を持てるような立体的な宝物をざっと見て回って、午後6時から8時半まで2時間半の滞在でした。
書や絵を見る時間は全くなし。でもすごいものを見続けるのにもパワーが必要なので、これぐらいの時間でちょうどよかったような気がします。
それにしても夜に来て大正解!ゆったりとした空間で、マイペースに鑑賞することができました。
台北滞在が金曜か日曜になった場合は、ぜひ夜に故宮に行ってみてください!