10泊11日のトレッキングの持ち物を準備するにあたって悩んだのは、着替えを何組もっていこうかということです。
できるだけ少なくしたいけど、くさい服を何日も着るのもちょっと・・・。
一番気になったのは、トレッキング中に洗濯した場合、次の日にはちゃんと乾くのかどうかという点です。
このページでは、12月中旬のアンナプルナベースキャンプトレッキングでの洗濯事情をレポートしたいと思います。
洗濯できる場所
トレッキング中に洗濯をしたい場合、どのロッジでも、外の水場で手洗いすることができます。ロッジの人が使っているたらいを貸してもらいましょう。
この水場はロッジの人たちが、食事の下ごしらえや後片付け、洗濯、歯磨きなど、どんなことにも使う大切な場所です。
部屋に洗面所がついている場合は、洗面台で洗うこともできます。
次の日までに乾く?
洗濯をするときに一番気になるのは、洗ったものが次の日までに乾くかということです。
しめった洗濯物を1日中持ち歩くと、リュックの中でくさくなってしまいますからね・・・。
12月中旬、チョムロンまでの地域には宿の食堂に薪ストーブがあり、どの宿でも十分に火をたいてくれました。
ストーブの上部には木枠があって、ちゃんと洗濯物が干せるようになっていました。
皆が集まる場所なので下着を干すのには抵抗がありますが、私の場合は見られたくないものを隠すために、上から日本手ぬぐいをかけて、さりげなく干していました。
ストーブの周りに干した場合は、翌朝には完ぺきに乾いています。
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一方、チョムロンより奥では、ストーブがありませんでした。
アンナプルナ内院は聖地のため、木を燃やすのが禁止されています。
実際はケロシンストーブがあるはずですが、12月中旬はまだ冬本番ではなかったので、燃料節約のためか、ABCまでずっとストーブなしでした。
そういうロッジでは、洗濯物は部屋の外に干すことになります。
この場合は、化繊の乾きやすい素材なら、翌朝なんとか乾いているという感じでした。
到着してすぐ、できるだけ太陽が出ているうちに洗濯してしまいましょう。
ぶ厚い靴下は、次の日になっても半乾きの状態でした。
ちょっと格好悪いですが個人で持つリュックにくくりつけて、行動中に乾かすようにしていました。
持っていくと便利なもの
洗濯グッズで一番便利だったのは、
たこ足の先に洗濯ばさみがついているミニサイズのハンガーです。
ロッジの部屋は、かなり簡素にできていて、ロープをひっかける場所がないことがほとんどでした。
こんな感じ。のっぺらぼうのお部屋です。
でもどんな部屋でもドアの取っ手は必ずあります。
取っ手に「たこ足洗濯ばさみ」のフックをひっかけることによって、下着類が効率よく干せました。
外干しの場合ですが、ロッジによって、客が使っていいようにロープが渡してあるところもあれば、自分でロープを張らなければいけないところもありました。
風で飛ばされないように洗濯ばさみ少々と、ロープも1本持っていくと完璧です。
洗剤もお忘れなく!
着替えは何組必要?
下着類の着替えは2組あればやっていけます(着ている分と、あと1組)
上着のシャツについては、半そでと長そでが1枚ずつあれば、最低限はこと足ります。
夜のロッジ用に、さらに温かめの長そでシャツが1枚あれば言うことなし。
夜用を着ている間に、昼間着ていたものを洗って乾かしましょう。
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ところで、チョムロンやシヌワの辺りでは、こんな感じで衣類を売っているお店がありました。
お店だけでなく、サンタクロースのような大袋をかついで、村々を回って衣類を売り歩いている人も見かけました。
万が一、途中で衣類が破れてしまったり、もう1枚ほしくなった場合には、買い足すことができるので安心です。