【スペイン旅行記④】行ってよかった!イスラム建築の最高傑作、アルハンブラ宮殿

グラナダ2日目の観光の目玉はアルハンブラ宮殿!

そもそもフランスからスペインまで足を延ばした一番の目的がアルハンブラ宮殿です。

イスラム建築の最高傑作のひとつとも言われる宮殿。たくさん写真とともにご紹介します!

アルハンブラ宮殿へ

朝8時半、アルハンブラ宮殿へ向かうバス停近くのカフェ「Filigrana」で朝ごはん。

トマトペースト&生ハム乗せパン。ひとつ1.6ユーロ(約200円)。毎日食べたいほどおいしかったです。

ササっと食べ終え、目の前に停車中の赤いバスに乗って、いざ丘の上のアルハンブラへ。

アルハンブラの中の一番のみどころ、ナスル朝宮殿(王宮)から見学を開始しました。

ナスル朝宮殿への入場は予約制です。前もってオンラインで9時半からの入場券を予約しておきました。

同じ入場時間の人たちの列にならんでしばらく待つと、9時半ピッタリに列が動き始めました。

ナスル朝宮殿

メスアール宮

1300年代に建てられたというナスル朝宮殿。

大きな木のドアから入場しました。どんな世界が広がっているのかワクワク・・・。

まずはメスアールの間へ。

ここはその昔、ナスル王国のスルタンと大臣たちの会議が行われていた部屋です。その後キリスト教の王が君主になってからは礼拝堂として使われたそう。

まだ入場したてなので、観光客の密度がすごかったです。

カラフルな壁のモザイクタイル。

色の違うタイルを砕いてそれぞれのピースの形にしてから、このパターンになるように貼り合わせたそうです。白いリボン状の部分や星形は作るのが特に大変そう!

部屋の一角でウェディングフォトを撮っているカップルが。すごく絵になっていました。

コマレス宮

メスアール宮から出て、お次はコマレス宮のファサード。

コマレス宮は、グラナダ王国が一番繁栄していた時代に建てられた王宮だそうで、細工もまた一段と凝っています!

コマレス宮の中央にあるアラヤネスの中庭。

水の反射が美しすぎて、池に吸い込まれそうになりました。

古の王族も同じ景色を見ていたんでしょうか・・・。アルハンブラで一番印象に残った景色です。

反対側からもパチリ。

コマレスの塔の内部、スルタンの玉座の間。

壁も天井も細やかな文様がびっしり。まるで宝石箱の中に入り込んでしまったかのよう。

透かし彫りから差し込む光が印象的でした。

外壁の石膏彫刻。

彫刻のエッジの立ち方が小気味よくて、触ってみたくなります。

と・・・こんなコーナーが♡

実際に触れるように、レプリカが展示されていました。

排水溝?美しさの追及にスキがありません。

ライオン宮

アルハンブラ宮殿の中でも、特に有名なライオンの中庭。

たくさんの華奢な柱が優美に立ち並んでいました。

噴水を支えるユーモラスなライオンたち。

噴水のまわりは王宮に住む人たちの社交場だったのかな。

二姉妹の間の星型の天井。鍾乳石彫りが圧巻!

見上げながら口をあんぐり開けてしまいました。

二姉妹の間のとなりにある、リンダラハのバルコニー。

スルタンの寵姫がくつろいだ部屋だそうで、女性らしい優美な雰囲気が漂っていました。

スルタンの蒸し風呂。星形の通気口がかわいかったです。

このあたりでナスル宮の見学はおしまいです。

ナスル朝宮殿、すべての建物に圧倒されっぱなしでした。こんなに「美」で埋め尽くされた場所はこれまで見たことがないような。

庶民の私としては、王宮の装飾を作った職人たちはどれだけ大変だったんだろうかと、そこがすごく気になりました。

パルタル宮

ナスル朝宮殿の見学コースを出て、すぐお隣にあるのがパルタル宮。

パルタル宮はナスル朝宮殿よりも少し前の時代、14世紀初頭に建てられたそうです。

ここも池の反射がとても美しかったです。

水面をじっと見つめていると、池の中に別の世界があるんじゃないかと思えてくるほど。

バルコニーの向こうにはグラナダの旧市街が広がっていました。

ランチ

パルタル宮をあとにし、ナスル朝時代に職人たちが住んでいたというメディナ地区の方面へ。

お土産ショップにもなっている寄木細工の工房を少し覗いてみました。

そしてやってきたのは、パラドール・デ・グラナダ(旧サンフランシスコ修道院)。ここのレストランでランチです!

ランチの詳しい様子についてはこちらをご覧ください。

ヘネラリフェ

きれいなガーデンレストランでランチしたあとは、夏の離宮「ヘネラリフェ」へ。

ヘネラリフェへ向かう途中に、かくれんぼにちょうどよさそうな庭園がありました。

アセキアの中庭。

ヘネラリフェの中は緑があふれて楽園のようでした。人工美だけでなくやっぱり自然があるほうが落ち着きます。

「ナスル朝宮殿とヘネラリフェと、どちらか一つをプレゼントしてあげると言われたら、ヘネラリフェの方が断然いいね」なんてジローと話しながら見て回りました。ありえませんが(笑)

テラスにはしっかりとイスラム式彫刻がありました。

スルタナの糸杉の中庭。

ピンク色のコスモスが青空と白い建物に映えていました。

噴水の軽やかな水の音がとても印象に残ったヘネラリフェでした。

ヘネラリフェは高台にあるので、午前中見学していたナスル朝宮殿がみわたせました。淡い色合いでいい雰囲気!

アルハンブラ宮殿まとめ

ヘネラリフェを見終えた時点で午後2時。

アルハンブラ宮殿内のアルカサバという古い要塞がまだ見られていません。でもヘネラリフェとは正反対の位置で、徒歩20分はかかりそう。

すでに疲れていたのであきらめました。残念~。

メインゲートのショップで日本語の解説本をお土産に買って、アルハンブラ宮殿をあとにしました。

ずっとあこがれていたアルハンブラ宮殿。

圧倒的な美の世界が広がっていました。美に対するこだわりがすごすぎて、恐ろしささえ感じるほど。

エリアも広大だし、美しい装飾を「うわ~すごい!」「これもすごい!」と一つ一つ見ていたら思っていたよりも時間がかかり、疲れもしました。

これからアルハンブラ宮殿へ行かれる方へは、あらかじめ地図を見て見学ルートを練って、体力万全で行かれることをおススメします!

次の旅行記ではグラナダ市街での午後、シーフードタパスバーやフラメンコショーについてご紹介します。

広告
広告大
広告大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする