子連れでヒマラヤ!アンナプルナベースキャンプトレッキング⑦ 3000m越え編

7日目

今日は標高3650mのマチャプチャレベースキャンプを目指します。

一日に800mのアップ、高山病が心配です。

念のため、昨日の夜から高山病予防の薬を飲み始めました。

コースタイム

2017年12月19日

ヒマラヤホテル(8:30-10:30)デオラリ(11:50-14:10)マチャプチャレベースキャンプ

ギックリ腰からの復活!

朝起きてみると、ギックリ腰は幾らか良くなっていました。

今日はマチャプチャレベースキャンプ(MBC)まで約4時間の予定。

MBCは標高3650m。富士山よりほんの少し低い程度です。

今日の道はゆるやかな登り。

川も超えていきます。足を踏み外さないように慎重に・・・。

途中「雪崩要注意」のエリアも通りました。

今年は12月中旬だというのに雪は全くなく、安心して通ることができました。

雪の時期は年によって違いますが、12月中旬から下旬にかけて降り始めることが多いようです。

積雪時には、雪崩注意エリアを迂回するような、川の向こう岸のルートがありました。

ヒンクケイブ。以前はこの下に寝泊まりできる小屋があったらしいです

大きな岩が張り出しているヒンクで途中休憩。

ここからデオラリはすぐ近くに見えていますが、上り道なのでなかなか着きません・・・。

横を流れ落ちる滝は、半分凍っていました。

遠くに見える青い屋根がデオラリ。3軒ほどロッジがあります

デオラリに到着したのは午前10時半。

この先MBCまで食事をとれる場所がないので、ここでかなり早めのランチ休憩となりました。

まだそれほどお腹もすいていないので、これまで気になりつつ食べるチャンスがなかったアップルロールを注文。

きれいな色に揚がっていてシナモンたっぷり。

ちゃんとリンゴも入っていて、すごくおいしかったです!

もうここは、標高3140m。

急激に高度を上げるのは禁物なので、しばらくゆっくり休憩します。

ジローがお腹を壊したときに心配して板チョコをくれた韓国人のお兄さんがABCの方向から下ってきたので、一緒に記念撮影してもらいました。

いよいよマチャプチャレベースキャンプへ

デオラリを出ると、すぐにドーンとガンガプルナ(7454m)が現れました。

左右には急峻な山々、正面には真っ白な雪山が屏風のように連なっています。

いよいよヒマラヤの内部に入ってきたなぁ、と実感する景色です。

横には氷河から溶け出した水が、薄緑色の川となってゴウゴウと流れています。

マチャプチャレベースキャンプまではもうあと一息。

でも高度のせいか、思うようにスムーズに歩けません。

平らなセクションもあれば、急な登りもあって、なかなかキツイです。

デオラリを出て2時間20分、ようやくMBCに到着!

本日の宿は、Fishtail Guest House。

ロッジ群の一番奥の高い位置にあり、ABCには一番近い場所にあります。

想像以上にきれいな建物でびっくり。

チョムロン以降は聖域のため、木を燃料にするストーブは許されていません。

さらに燃料節約のためか、12月だというのに食堂でもヒーターなし

日が落ちるとかなり寒く、ダウンジャケットを着こんで過ごしました。

今日は4人部屋

宿の正面にはマチャプチャレ。

ここからはフィッシュテイルの部分は横に隠れています。

この先端のとがり方、格好良すぎ!

ヒマラヤひだもきれいに見えています。

MBCの夕焼け

MBCからの夕焼けは息をのむ美しさでした。

アンナプルナサウス(7219m)

日程に余裕があれば、ABCに行く前に、ぜひMBCで1泊してみてください!

私たちの高山病対策プラン

心配していた高山病ですが、ダイアモックスのおかげか今のところ全員元気。

頭痛もありません。

夫はこれまで何度も、3000m手前で頭が痛くなった経験があるのでびっくりです。

ガイドのラムさんは、子供たちの高山病を特に心配して、

基本的に、MBCからアンナプルナベースキャンプ(ABC)へ日帰り往復して、ABCでの宿泊は避けようという考えでした。

でもやっぱりここまで来たら、ABCに泊まってみたい!

泊まったら夕焼けも朝焼けも見ることができます。

・・・・・

ラムさんと改めて相談。

その結果、今晩の様子を見て次の2つの選択肢から決めることにしました。

1)今晩全員が頭痛なくぐっすり眠れたら、明日の夜はABC(4130m)で宿泊。

2)もし誰かが頭痛でよく眠れなかったら、明日の朝、その人はポーターと一緒に下山をはじめる。残りのメンバーでABC日帰り往復して、ヒマラヤホテル辺りで合流する。

さすがプロのガイド。納得のプランです。

・・・・・

ラムさんによく話を聞いてみると、

以前イギリス人ファミリーのガイドをしたときに、ABCで宿泊したものの8歳の子供が真夜中に嘔吐。

夜中の2時にその子をおぶって下山したという苦い経験があるそうです。

プーンヒルでも高山病になった子供がいて、ウレリのあの階段を真夜中に下ったと言っていました。

油断は禁物ですね・・・。

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